空っぽだった心は満たされました


 喪失のセッションを終えて、結構、日が経ちましたが、あれから、姉への気持ちがだいぶ落ち着いたように思います。

わたしは、20歳の時に姉を自殺で亡くしました。
その時、わたしのお腹には、数カ月すれば産まれてくる娘がいて母親になるんだからちゃんとしなくては、しっかりしなくては、と、たくさんの思いを我慢してきた事を思い出しました。
それ以外にも、幼少期の頃からの姉との関わり方で我慢していた事にも気付きました。
それは、姉と肌と肌を合わせて触れ合う事がほとんど無かったという事です。
恥ずかしいながら、荒んだ家庭環境だったので毎日安心感もなく、家の中は、いつも臨戦状態。
家族間で罵詈雑言ばかりが飛び交い、安心して姉と触れ合うという事が一切なかったのです。
姉に怒られたり、いじめられた記憶は、あっても姉と手を繋いだり、ハグしたりという記憶がわたしには、ありません。
そんな末恐ろしい姉でしたが、わたしは、「お姉ちゃんと仲良くしたい」とずっと思っていました。
お姉ちゃんが大好きだから本当は、仲良くしたいでも、出来なかった
どれだけ尽くしても受け入れてもらえなかった。お姉ちゃんを助けられなかった。様々な思いがわたしの中にありました。
セッションの中でまだ残っている感情を味わい尽くし、最後に姉の役をしてくださったアシスタントさんと満足すまでハグ出来た事でわたしの空っぽだった心は、満たされ、溢れ出るような感覚を覚えました。
姉を求める気持ちが落ち着きました。
姉を思うと、いまだに涙が出ます。
けど、今は、前みたいな悲しい涙ではなく、あたたかい涙です。
いつも、正子さんのかけてくださる一言一言が胸に響きます。
ありがとうございました。
感謝を込めて^^
(桑原 華子さん 顔こりマッサージ店経営)
【セラピストなかやまから】
命には限りがあります。
伝えたかった言葉。
溢れる思い。
別れを
受け入れることなんてとても、できません。
「ずっと、ずっと苦しかった どこにも出せなかった」
華子さんはセラピー中何度も、つぶやかれていました。
セラピー後3ヶ月経ち感想をいただいた華子さんにお会いする機会がありました。
「幸せに向かって歩いています。」華子さんの笑顔はとても輝いていました。